
【体験談】My Story
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カラダから不安をゆるめる
先週いつものエクササイズクラスに行った時に、ビックリしたのは、首回りがガチガチに固まっていたこと。自分のカラダがいつのまにか縮こまっていたことに、全く気づいていなかったのです。
コロナウイルスの不安とか緊張感とか、予定変更のバタバタとか、自分ではうまく処理しているつもりでも、カラダは思っている以上にガンバッていたのですね。
この日、先生のガイドに従って、いつもよりじっくり首筋ストレッチをしたら、スーッと肩の力が抜けていくのを感じたのです。この日のポイントは、首、喉元、肩甲骨。気づかないあいだにうつむきがちで、呼吸も浅くなっていたようです。ストレッチをしていくうちに「顔」のあたりがポカポカ。「顔色がバラ色になっている!」と笑いも生まれました。
よく知られていることで今さら言うことでもないのですが、不安にかられてしまうとき、ココロより先に、ひとまずカラダにアプローチするのも、なかなか効き目があるなあと、改めて感じました。
ココロが先か、カラダが先かというよりも、どっちもセットなのですね。なにか出来事が発生したとき、ココロもカラダも一発で「セット」にするのが、「感情」の役割。感情をケアしたいとき、ココロにアプローチしてダメなら、カラダを先にゆるめるのもありなのです。
やり方は、ストレッチ、呼吸法(簡単な深呼吸でも)、日ごろやられているスポーツなど、カラダをゆるめる…と、ご自身が感じるものならなんでも良いと思います。(追記/うっかり疲労、隠れ疲労にはくれぐれもご注意を!)
そして、ポイントは、不安をたちまち解消するというほどの効果はなくても、あまり気にしないこと。
パンパンに水が張ったコップをイメージしてみてください。そのまま持ち運べば、水は確実にこぼれてしまいます。でも先に、ほんの少し水を減らしておけば、ゆっくりとなら、こぼさずにコップを持ち運ぶことができます。
そう、このパンパンになった水を「ほんの少し減らす」が、感情をケアするときのゴールのイメージ。不安はなくせないけれど、少しだけ減らしておければ、それなりに動くことができるのです。
コロナウイルスと、それに関連する状況変化も長期戦になりそうです。残念ながら、いつものエクササイズクラスもお休みに入ってしまいましたが、心身の小さなメンテナンスはちょこちょこやっておこうと思います。