
【体験談】My Story
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自分に優しく/スキル3、自分をいちいち、ちゃんと褒める
コップに水が半分、入っています。さて、あなたは「半分しかない」と思いますか? 「半分ある」と思いますか? 私自身は間違いなく「半分しかないじゃん!」と思う派です。
「シカナイ」派は、はっきりいって、ソンな体質です。だって、たちまち不安の感情と警戒心が立ち上がって、エネルギーを消耗するから。「半分もあるね」の方が、断然お得。エネルギーの省エネになるのです。「半分しかない」派は、水を調達する元気があるうちはいいのですが、やがてエネルギーが消耗して枯渇してしまう。人生100年時代に、とてもバランスが悪い生き方なのです。
では、どのように切り替えスイッチを育てるか。それは日ごろから、「自分をいちいち、ちゃんと褒める」こと。
自分をほめる。自分が褒められることを受け入れる。私たちは、特に日本人は、謙譲の美徳が先祖の代から骨の髄まで刻まれているのでとても苦手ですね。
下園先生も尚さんも「自分を自分で褒める」ことを、習慣として推奨しています。方法は、それぞれの著書で紹介されているので抜粋で紹介しましょう。
下園先生/「サイコーの評価法」
「…1つ目のコツは、結果の評価と自己の評価を分けること。2つ目のコツは、バランスよく評価すること。(中略)やり方としては、良かったところ3つ、悪かったところを1つ、改善点を1つ挙げるのです。…」(『令和時代の子育て戦略』から)
尚さん/声に出して自分を褒める
「…よい人生を送るためには、1日1回以上自分で自分を褒めましょう。(中略)ポイントは心の中で言うのではなくて声に出して言うこと。自分の声を、自分の脳は聞いています。(中略)それが無意識でへの刷り込みになって、いつのまにか現実の行動もそれにともなっていく。自信が育つのですね。…」(『神様からのギフト』から)
ポイントは深く考えないこと。尚さんにいたっては、声に出して脳に聞かせれば、内容が本当かどうかも気にしなくていい、というおおらかさ。また、下園先生の「サイコーの評価法」には「改善点」も入りますが、これは、他の褒め言葉が「うそっぽく聞こえない」よう脳が認識するための仕掛けです。いずれも、とにかく「ほめ言葉」を、強引でいいから日々自分の脳に、リアル感を持ってインプットせよ、ということなのです。
「シカナイ派」の皆さん、自分にほめ言葉のシャワーを浴びせましょう。葛藤してもいい、実践あるのみ。コップには半分、水がありますよ!