私のうつ最短回復ストーリー
【体験談】My Story
vol.28
12/25
UP

12月25日

12月25日。

2年前の今日が、15年間勤めた職場の最終出社日でした。

その日のフェイスブックにはこのように書いていました。

「このたび

15年勤めた会社を退社しました。

さびしさと

清々しさと

今は少し放心状態…

しばらくはのんびり、

パワーチャージに入ります♪

今は不安も正直あるけれど、

人生の次の展開、どうなるか…

ワクワク、ドキドキ、ヒヤヒヤ、

キラキラ!?

いろんな気持ちが交錯しています」

 

この文章は、気持ちを素直につづったものではありましたが、今読むと、多少の強がりもあったなあ、と感じます。

自分の人生が、自分から離れてしまったようで、心の本体はぽっかり空いていたような…。”放心状態”というのが一番しっくり来る表現でした。

 

後から報道で知りましたが、この同じ日の夜、電通の新入社員の女性が、過重労働で苦しんで、自らの命を絶っています。

希望に満ちて頑張っていたはずなのに、いつのまにか陥ってしまう「蓄積疲労」の闇。

もちろん事情は異なり、私はたまたま入り口で止まったけれど、それでもかなり苦しい日々でした。

 

今光のない中をさまようような思いをしている方がいらっしゃるなら、ぜひ自身の疲労に気づいてください。

仕事も、家族の役割も、心も、体も、少しばかり休んだところで、あなたの存在を損なうことはまずありません。

命あってこそ。

休めるときはとにかくお休みする。

そんな単純なことで、自分の手に、自分の人生の実感が帰って来ます。

私自身、そのことを、さらに実践していきたいと思っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る