私のうつ最短回復ストーリー
【体験談】My Story
vol.23
9/13
UP

おまけのおまけの話

最後にこのページを更新してから、気づいたら、1年半以上が経ちました。

この間に、身近な人はもちろん、しばらく連絡を取っていなかった友人知人、そして間接的なつながりの方も含めて、本当にたくさんの人からメールや連絡、励ましをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

今、私は、元気です!

「結局いつ治ったの?」とよく聞かれるのですが、それは、なんともハッキリ回答できない質問です。

この2年の間に、アップダウンを繰り返しながら、少しずつ体力気力が底上げされて、「ああ、良くなったな」と思うサインが、一つ、また一つと現れる。最悪の体調の時にはできなかっただろうと思うことが、いつのまにか自然にできている。そんな感じでした。

ただし、猛烈に働いていた時期のペースには戻っていないし、戻れません。ちょっと無理をしようとすると、不思議とブレーキがかかってしまうからです。「それが本来の姿なんだよ」と複数の人に言われて、そんなものかな、とも思う日々。

ところで、耳のつまりに関しては多少残るので、たびたび鍼灸院にお世話になっています。

ここの院長先生とはさまざまな話をするのですが、「いろいろな患者さんを診てきたけれど、この病気になってよかったと思えたときに、病気は完全に治るのよ」とよく話してくれます。

なかなか手放しで「うつ状態を経験してよかった」とは言えないのですが、でも、それでもよかった、と思うことが起こりました。

私の不調を救った一冊の本、下園先生著書『心の疲れをとる技術』(朝日新書)。

このたび、その第2弾となる『人間関係の疲れをとる技術』が発刊されたのですが、その原稿を書くお手伝いをさせていただいたのです。

 

情報紙の編集部にいたので、書籍の仕事は未体験ゾーン。

戸惑うことも多かったのですが、でも、下園先生と編集長の強力サポートで、なんとかその仕事をやり遂げることができました。

うつ状態の経験があったからこそ、めぐりめぐってご縁をいただいたお仕事。

「と、いうより、もしかしてこの仕事をするために、神様に、うつ状態を体験させられた、のかも?」

そんな風に考えると、予想以上に人生はミラクルで、捨てたものではないなあ、と勇気がわいてくるから不思議です。

この本は、人間関係の本質や感情について論理的に解き明かし、どうしたら良いか、実践的なヒント(感情のケアプログラム)を紹介しています。

今この瞬間にも、苦しい思いをしている人、心身の不調に悩んでいる人は本当に多いと思います。こうした方々は本にまでなかなか手がのびないでしょう。

でも、かつて私が一冊の本で救われたように、苦しみの理由を拾い読みするだけでも、きっと何かの救いになるはず。

ぜひ一人でも多くの方の手元に届くといいな、と願っています。

本の詳細はこちらからどうぞ↓

『人間関係の疲れをとる技術』

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